変化を読み取る目で
チームをリード

営業1部 東関東支店:業務職(1992年入社)

25年の経験を若手にも伝えたい

今年で勤続25年。20代、30代は営業職で、今までに旧千葉店、旧大宮店など5回転勤し、現在の東関東支店に来て4年目です。受発注や見積り作成、倉庫管理など、全体の業務を見ながら、フォークリフトにも乗ります。現場最前線で刺激的な毎日ではありますが、仲間と目標に向かって取り組み、達成できたときに喜びを分かち合えるところが仕事の醍醐味です。

転勤すると地域ごとにお客様の特色が違い、当然アプローチの仕方を変える必要があります。そのため、必然的に考え方に柔軟性が出てきました。振り返ると、当時は若かったので考え方が幼く、自分の売り上げがよければ満足していたのですが、今はチームのため、お客様のためにできることを心がけています。要はおじさんになったということかもしれませんが、私だけではなくこの業界も変化し続けています。

入社当時、エクステリアというと敷地を区切る様な塀で家を囲うものを指すことが大半でしたが、今は見せるものという意味合いが強く、デザインやカラーにもトレンドがありますし、機能も増え続けています。商品もフェンスやブロックだけではなく、余暇を楽しむためのテラス、休日にコーヒーを飲むためのデッキなど、使う方の意識の変化も見逃せません。休日に散歩へ出かけると、いろんな住宅の外構が気になりますし、経済状況やメーカー、お客様との会話など、常にアンテナを張って情報を収集し、変化に対応するしなやかさが必要です。お客様も常に情報を求めているので、部下たちにも若い力を情報収集面でもどんどん発揮してほしいと期待しています。

魅力ある人材は新人教育にアリ!

弊社はどの部署でも、先輩社員がマンツーマンで新入社員を教育する“スチュアート制度”を取り入れています。新人研修でも商品知識や社会人としてのマナーを教えますが、具体的な業務もその先輩社員が教えます。

私も1人の新入社員に付いて、いろいろと面倒を見るときに重点を置いたのは社会人としての心構えでした。私は仕事だからやらないといけないという考えが嫌いで、若い世代にも自発的に目標をもって仕事をしてもらいたいと思っています。そのためには商品のことを教える前に、人として成長する必要があります。

現場に出るとお客様からクレームを受けることもあり、ミスが続くと仕事が楽しくなくなってしまいます。そんなときも、相談できる相手がいるというのは心強いはず。私が入社した当時は、仕事は自分で覚えろというスタンスで、4月に研修、6月には1人で営業に出ていました。しかし、若いですから学生気分が抜けていません。社会に出ると責任がありますし、自分の反省点からも教えられることはたくさんあります。本当は3年間はしっかりと教え込みたいのですが、私が担当した新人も1人で営業に出て頑張っています。1対1でペアを組むことで、相手に合わせた教え方ができるので、弊社は新入社員の離職率は低いと思います。それに、長年仕事をしているとだんだん頭が固くなってしまいます。若い感覚や考え方は新鮮ですし、私も勉強になるところはどんどん吸収していきたいです。

家族の支えがあるから頑張れる

仕事とプライベートをしっかり切り替え、平日が忙しい分、週末は家族との時間を大切にしています。子どもが小さかった頃は週末になるとよく家族で出かけていましたし、子どもが大きくなった今は、妻と買い物や散歩にでかけ、一緒に庭作業をするのも楽しみのひとつです。

弊社は社内行事も盛んで、家族の支えがあってこそ働ける、会社の将来を社員の家族とも共有したいという思いから、おもてなしとして“家族感謝祭”を開催しています。1月に開催するので、私が実行委員として企画したときは、食事とお餅をふるまい、一緒にゲームに参加したりと、限られた予算内でどのように感謝の気持ちを伝えようか、準備も楽しかった記憶があります。私の妻と子どもも何度か参加していますし、若い社員も家族を呼んで、社内の雰囲気や、どんな人たちと働いているかを見てもらう良い機会になっています。社員一同で力を合わせて何かを成し遂げることも、人として成長するために必要だと思っているので、他にも毎年ではないですが、社員旅行、タッケフェスタ、運動会を行い、会社全体の士気を高めています。各店舗で売り上げを伸ばす目標を立てたときに、1人の頑張りでは目標に到達できなくても、チーム一丸となれば達成しやすいはず。弊社の社長は昔から“クレームをクレームと思うな”と公言しているのですが、ピンチをチャンスに変えるバネもチーム力にも隠れているはずです。