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505 自然石に関するご注意 乱形石材必要量についてのご注意 乱形石材は荷姿画像のように不定形のため、施工の際に成形したり切断しますので材料の部損を見込んで下さい。 施工状況や施工場所により部損が多くなる場合には、見積り時や発注時に十分ご注意下さい。 一般的な施工例(約2割.3割の部損) ※目地幅20.30mm ※あまり成形していない 部損の多い施工例(約3割.4割の部損) ※目地幅10 mm程度 ※成形している ■ 一般的に見込む材料の部損 ●材料単体の成形。 ●施工部位に合わせた材料切断及び成形。 ●施工に適合しない色調や形状の材料単体の除去。 ■ 見込む部損が多くなる例 ●成形して目地幅を狭く施工する場合。 ●施工部位がアール形状や変形なため切断や成形が多い場合。 ●混在している小径材料を撥ねてしまう場合。 ■ 切断成形工程 ホワイト系・ピンク系石材の施工時のご注意 ホワイト系・ピンク系石材及び吸水率の高い自然石をモルタルで施工する場合には、 黄変などの変色や下地モルタルの色が透けて見えることがあります。 原因 普通ポルトランドセメントに含まれる酸化第二鉄・酸化マグネシウム等の成分が 砂や水に含まれる塩分・鉄分・硫黄分などの有機不純物と反応し、 毛細管現象で石材の表面に変色して出てきたと思われます。 対策 施工モルタルには必ず、○のものを使用してください。 セメント … ○白色ポルトランドセメント(ホワイトセメント) ×普通ポルトランドセメント(酸化第二鉄・酸化マグネシウムが多い。) 砂…    ○白色硅砂 ×川砂・山砂など(鉄分など有機不純物を含有している可能性がある。) 水…    ○水道水 ×溜め水など(有機不純物を含有している可能性がある。) 尚、目地材には、上記の材料で作った白色モルタルか淡色の石材に適したモルタルを使用して下さい。 また目地込み作業は、石貼り用の施工モルタルが乾燥した後に行って下さい。 黄変したエルドラドクォーツ(ビアンコ) ※特にエルドラドクォーツ(ビアンコ)・アンダルストーン(バレンシアホワイト)を施工する場合、施工場所のモルタル成分などに反応、吸収する性質があるため、  仮置後すぐに撥水処理を行って下さい。