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506 自然石の汚れについてのご案内 自然石の汚れについてのご案内 自然石には、「細孔」と呼ばれる細かい穴が石材の一方から反対側まで突き抜けており、そのため、自然石は吸水性と透水性を持っています。 よって、汚れの成分を含んだ水分が石材の表面から細孔を通って石材の内部に入り込み、除去し難い内部汚れになったり、 また、逆に裏面から汚れの成分を含んだ水分を吸い上げる(毛細管現象)事により石材表面にシミが出来る場合もあります。 また、水分が石材内部に入り込む事により、石材に含有する鉄分やマンガンが酸化して表面に出てきたり、凍害によるヒビ割れが起こる場合があります。 この様に、石材に発生する様々な現象のほとんどに水分が関係し、水分が石材を傷めるといっても過言ではありません。 石材は、自然素材のため石種の種類により性質に差が出ますが、更に同じ石種で製造したものでもそれぞれに個体差があります。 これらの現象を軽減するために施工時、または施工直後に撥水剤(浸透性保護剤)を必ず塗布して下さい。 これらの現象の対応につきましては、各支店にお問い合わせ下さい。 汚れの発生例-2 *この現象は、汚れの成分が水分とともに毛細管現象で表面に出てきたものです。 錆の発生例-2 *この現象は、石材に水分が浸透し、石材に含有する鉄分が酸化することにより  膨張し、表面の組織が壊れたものです。  錆の発生例-1 *この現象は、石材に水分が浸透し、石材に含有する鉄分が酸化して  表面に現れたものです。 汚れの発生例-3 *この現象は、大気汚染物質(塵、埃、亜硫酸ガスなど)が水分と共に  石材表面に付着した状態です。 錆の発生例-3 *この現象は、石材に水分が浸透し、石材に含有する鉄分が酸化して  表面に現れたものです。 汚れの発生例-1 *この現象は、汚れの成分が水分とともに毛細管現象で表面に出てきたものです。