ピンチへの対応が
営業の難しさであり面白さ

営業1部 岩槻支店:営業職(2010年入社)

一番大切にしたいのは“人とのつながり”

私は和気あいあいとおしゃべりをするのが好きで、学生の頃から営業職に就きたいという思いがありました。仕事はご紹介を受けて新規開拓、既存のお客様へのルート営業がメインです。弊社には長いお付き合いのお客様がたくさんいます。営業にはいろんなスタイルがありますが、1年目はとにかく顔を覚えてもらうことが目標でしたので、お客様のもとへ行くときは、雑談をひとしきりしただけで「じゃ、帰ります!」と現場を後にしたことも。入社して9年目の今も、お客様との距離を縮めるため、仕事の話は最後の5分という日もあります。

納期が遅れてしまったり、現場に行ってみると設計ミスがあったりと、1人で進める仕事ではない分、ミスが重なることもあります。そんなときこそ、日頃から培った信頼関係が土台にあると「あいつなら何とかしてくれる」と思っていただけますし、クレームをチャンスに変えることができます。その土台を築くために、明るく元気に挨拶をすること、世代を超えて積極的にコミュニケーションを取ることは欠かせません。

営業で車を走らせているときに今まで担当した住宅の前を通ると、洗濯物が並んでいたり、庭先に花が咲いている風景に出会うときがあります。お客様とともに一つの現場を完成させるためには大変なこともありますが、私たちの仕事がそこに住む家族にとって、暮らしの一部になっていると思うと、その苦労を忘れさせてくれます。

心の余裕が仕事でもプラスに働く

現在は岩槻支店で営業を担当していますが、入社当初は受発注、納期回答、電話対応などの業務職を2年間経験しました。その間は先輩が1対1で新入社員を教育する“スチュアート制度”のもと、ペアを組んだ鬼教官(!)のような課長に社会人としての心得を叩き込んでもらいました。まだ学生気分丸出しでしたから、とにかく鍛えていただき、営業へ異動したときには「1人で自由にやってこい」と任せてもらえるまでになりました。当時は叱られっぱなしでしたが、今は楽しくお酒を飲める間柄です。

パソコンスキルも入社当初は指1本でキーボードを打つくらい散々で、仕事を覚えることで精一杯でしたが、弊社はどの支店もアットホームで、新入社員も溶け込みやすいところが魅力です。異動の際もなじみやすく、岩槻支店に来てまだ1年しか経っていませんが一番うるさい存在です。それに、大家族主義で上司と部下の距離が近く、意見を出しやすい環境ですし、仕事が終わるとみんなフランクに接してくれます。そんなときは、本当にくだらない話で盛り上がるのですが、意外とこういうことが心のゆとりになっているのかもしれません。以前は、休日くらいは家で休んでいたいと思っていましたが、最近は社会人になってからやめていたトランペットを再開しました。週末は市民交響楽団の一員として活動することで、翌週も頑張ろうという気になり、仕事にもハリが出るようになりました。